針のこと.2
「針はどうやって捨てたらいいですか?」って、時々聞かれることがあるけど、みなさま、どうやって針を捨ててますか?
『針を捨てる』って聞くと、つい「針供養」のことが頭に浮かぶけど、そうねぇ・・そういう日本の美しい風習があるということを、覚えておくだけでよし。
現代社会ではあまり深刻に考えなくても大丈夫です。
ゴミとしての捨て方は、地域の決まりに従えばOK。
私の住んでいる東京都練馬区では、刃物や針は「紙などに包んで」ってガイドブックに書いてあります。
要するに収集して下さる方が怪我をしないよう危険物とわかるようにして出せばいいみたい。
私はいつも2つの段階を踏んで捨てています。
まず、道具箱の中に、「ダメ針入れ」って呼んでる入れものがあって、縫っている時少しでも気に入らない針があったらそこに入れていくの。
私は、こんな、小さいジャムの空き瓶を使ってます。
どんな入れものでも構わないんだけど、大事なことは縫っている時すぐそばに置いておけるってこと。
これは一時置き場だから、入れもの自体は捨てないし、道具箱に入れておける小さいもの、できれば見た目も可愛いお気に入りの容れ物があるといいですよね。
常にベストな針を使うようにするには、ダメな針を選り分けるのが億劫にならないようにすることがポイントなの。
それにはまずこの第一段階で気軽にピュッと捨てられる環境を作っておきたい。
立ってどこかに捨てに行くんじゃ、つい針山に戻したくなっちゃうでしょ?
それだと永遠に新しい針には変えられない、コンディションの悪い針がエンドレスに針山にたまり続けるの。
とにかく戻さなくて済むようにしないとね。
そして第二段階は実際に捨てるものに移しかえていく・・・例えばこんな、蓋のあるコンビニスイーツの入れ物。
私は、カッターの刃やホッチキスの針、曲がったクギや画鋲なんかは全部ここに集めて溜まったら蓋がとれないようにテープで貼って、不燃ゴミの日に出しています。
あら、よく見たら私のソーイングケースの中にはいろいろな入れ物があるのよね。
針を入れておくのには、ミントの缶なんかも使っています。
なんだか食べ物ばっかりね・・・
でも、お菓子の入れ物って可愛いのが多いから、きっと皆様もひとつやふたつ取っておいてあるでしょ?
え? ないからこれから買いに行く? ( . .)
そう、それも有り!やっぱり何でも形から入らないと。
そうそう、それで思い出したけど、以前『型紙に使う紙はどんなのがいいのでしょう?』と質問されたので、
「そうですね、厚紙、一番いいのはケーキ屋さんの白い箱ですね」とお答えしたら、それがものすごくお気に召したらしく、
「これから○○を作るので、まずケーキ屋さんに行って、ケーキを買ってきます!」と、毎回
何か作る→型紙→ケーキ・・の法則を実行している方も。
私も何かにつけて、ケーキは買います、そして箱を平らにしてとっておくの。
楽しいわ~手作りって。
これぞ、ワクワクのスパイラル!
ケーキを食べるところも作業の一環。(笑)
あ、針の話からそれてしまった・・
きっと皆様、人がどんな針を使っているか、お薦めの針ってあるの?って、そういうことが知りたいんですよね? 多分。
でも、私が使っているのは・・・