服の断捨離(1)ー数を減らして身軽になりたい! 2022/05/02/Mon

みなさま、断捨離、頑張っていらっしゃいますか?

コロナ禍で家に居る時間が増え、自分の生活スタイルを、あらためて見直してみた方も多いかと思います。
もちろん私もその一人。

私は、今から5年前、一度大規模な断捨離をして、家の中の不用品をかなり処分しました。
それでも、大量にあった要らないものはなかなか減らず、いったん放置。
そして、コロナ禍2年目、週末ごとの片付けを再開した、という経緯です。

それはもう、いろいろな物を捨てました。
粗大ごみも何度も出したので、お金も結構使いました。
そう・・、洋服も大量に捨てました・・。

私は、それほど洋服好きという訳ではなかったけれど、やっぱり、想像以上に溜まっていたのです。

「いつか着る」と思って、とっておいた洋服。
結局着ないまま、また新しいのを買う・・。
服に限らず、そうやって、循環させずに生きて来て、自分で自分を重たくしてしまっていたことに、息苦しさを感じていました。

まずは、数を減らして、身軽になりたい!
そんな私の、服の断捨離に、どうぞお付き合い下さい。


今、私が持っている服は、年間を通してこの量です。

新婚の時に買った衣装ケース(物持ち良い)に、畳んで入れてあるものと、18歳の時に買った金属製のハンガーラック(物持ち良すぎ(笑))に掛けてあるものがあります。
すでに相当がんばって減らしたので、自分では、結構少ない方なのでは?と思っていたけれど、こうやって写真を撮ってみると、しばらく着ていないものも、それなりにある・・
ほとんど家から出ない自分の生活を考えると、もっともっと少なくていい気がします。


そして、
下の写真が、減らしたあとの量です。
ハンガーにすき間ができて、衣装ケースにも余白が!(余白LOVE!)

それでは、捨てていった過程を、細かく見ていきたいと思います。


まず、最初、どんな服を持っていたかというと、こんな感じ。 全部で60着です。

そして、捨てる順番と理由は
(1)劣化があるもの
(2)着心地が悪いもの
(3)似合わないもの
(4)自分らしくないもの
と、してみました。


まず、(1)劣化があるもの。
これは、「即捨て」です。 何も考えないで、捨てることができました。

擦り切れていたり、

何度洗っても、落ちない汚れがあったりするもの。
たとえ、汚れや痛みが、目立たない場所だったとしても、自分ではその存在を知っているので、着る時のテンションは上がりません。
1枚1枚チェックして、ダメージがあるものは、即、捨てることにしました。


次は、(2)着心地の悪いもの です。

この、タートルネックのカットソーは、首が苦しくて、着る度いつも襟を引っぱっていました。
首が暖かいのはいいのですが、ストレッチがきつくて、苦しいのは嫌いです。

↑ これは、GUのシェフパンツというコットンのパンツ。 色はアイボリーです。
超プチプラで、動きやすくて楽ちんだと聞いたので買ってみたのですが、これ、ウエストのゴムが硬い。
サイズが合っていないのではなくて、ゴムの上を何本もミシンでステッチしてあって、伸縮を妨げているのが原因のようです。
仕方なく、自分でそのステッチを2~3本切ってみたのですが、結局、納得いく穿き心地にはならず。
細かい縫い目でガチガチに縫われたステッチを、ひたすら地道に切った時間と手間を、かけた価値はありませんでした・・。

そしてこれは、服ではないのですが、↓ このマフラー、

「コットン100%でチクチクしない!ふわふわであったかい!」の商品名につられて買ってはみたものの、
これ、ものすごく、重い・・
日頃、いっさい肩凝りなどしない私が、このマフラーをした後は、肩と首が凝って仕方ありません。
何とかならないかと、自分で切って短くしてみましたが、それでも結果は変わらず。
買ってから2回巻いただけですが、「捨て」候補となりました。
同じく「重い」という理由で、キルティングコートも手放すことにしました。
着ると健康を害する服なんて、私にはもう必要ありません。
他にも、ちくちくして肌触りが悪いものは、かゆみを誘発するし、着る度にイラッとして精神衛生上よろしくないので、捨て対象としました。


次は(3)の、似合わないもの です。
私が、白髪染めをやめて、グレーヘアにしてから早4年。
その髪の色と、ずっとショートカットにしているせいか、スカートが全く似合わなくなりました。
私が持っていたのは、シュッとした大人っぽいタイトスカートのようなタイプではなく、ギャザースカートや、少しダボッとした可愛いシルエットのワンピースだったので、グレーヘアで着ると、限りなく違和感・・
もう今の自分には似合わない・・と感じて、ここ数年はすっかり着なくなってしまいました。
着ないのに、ずっと捨てずにいたのは、やはり、「執着」というものでしょうか・・
いつか着るかも。まだ着れるのに捨てるなんてもったいない。・・そんな考えが断捨離を停滞させてしまいました。
でも、今回はかなり吹っ切れているので、スカートとワンピース、ダボッとしたチュニックは、ほとんどを捨て対象に。
もう着ないことはわかっているし、似合わないものを着ている自分を鏡で見る瞬間って、何の罰ゲームなんでしょう?
自己肯定感が上がらない服を、持っている意味がわかりません。
決して服に罪はありませんが、サヨナラすることにしました。


そして、最後は、(4)自分らしくないもの です。
私は、「こう在りたい!」と思う自分が、なかなか定まりませんでした。
どうしても人と比べてしまうし、すぐ影響を受けます。

先述のGUのシェフパンツ、これは、お洒落に暮らしていらっしゃる方のVlogの中で知りました。
「楽で、こればかり穿いている」とおっしゃっていたのに影響されて、さっそく購入してみました。
でも、前述のとおりウエストのゴムが硬くて穿き心地がイマイチだったし、穿いた時のシルエットも、自分の好みではありませんでした。

↑ おなじみ、ボーダーTシャツ。
お洒落な方は、必ずと言っていいほど、着ていらっしゃいますよね。
料理家の栗原はるみさんとか、ほっそりした体型に、ボーダーシャツとエプロンがカッコいい!!
私も何度かチャレンジしてみているのですが、着る度に感じる、なんか違う感・・
横縞だから、当然横に広がって見えるし、考えてみたら、ボーダーを着て、自分らしいと思えたことは一度もなかったかも知れません。
わたし、何を勘違いしていたのでしょう・・
ボーダーを着たらお洒落な人になれるのではなく、もともとお洒落で素敵な人が、ボーダーを着ていただけのこと。
モヤモヤしながら何となく着ていた服は、自分にとって、「別にこれと言って大して好きでもない服」だったのです。

↑ 珍しく冒険してみた、赤のカーディガンも、本やブログで影響されて買ったものでした。
素敵なスタイルの写真に、「赤を挿し色に!」とか、「パッと明るい色が人目を引きます!」とかね、そそられる文章がついています。
わくわくして、いざ自分が着てみて思ったことは、
「うーん・・・挿し色とか、いらん・・」
「人目を引くとか、望んでなかった・・」
いつも着ない色だから、そわそわして落ち着かない。 私、これ、浮いてない?

要するに、人にとってのいいものは、私にとってのいいものではなかった・・。

残念ですが、二軍落ちです。
白のTシャツにブルージーンズ、そこに赤のカーディガン。 個人的には、大好きな雰囲気のコーディネイトだけど、実際に着てみると、今の自分には必要ないことがわかりました。
人からもたらされる情報は、魅力的なものが多いから、一歩引いて用心しないと、翻弄されてしまいますね。


こうやって、服の断捨離をして、数を減らした結果は、ご覧のとおりです!

60着から→31着。
数を減らしたら、自分が本当に着たいのはどんな服なのかが、やっとにわかるようになりました。
服の断捨離、やってみて良かったです。

洋服の処分には、「捨てる」の他に、「フリマアプリで売る・リサイクルショップに持って行く」などの方法もありますが、世間にはもっと新しくて素敵なものが大量に出回っていて、しかも売れ残っていることを考えると、お金に換えることは考えないことにしました。
今回、実際に可燃ごみに出すものはほんの少しで、そのほか、着心地がいいものはパジャマにしたり、掃除やガーデニング、ペンキ塗りなどの作業着にしたあと、捨てたいと思います。
残りは、地域の古着の回収に出す予定です。


ご覧のように、私は、「どんな自分でいたいのか」がわかっていないから、失敗を繰り返してしまいます。

でも、ここ数年、考え方に明らかな変化がありました。
きっかけは、白髪染めをやめて、グレイヘアにしたこと。

シンプルでナチュラルに、もっと自由に生きたい! と思って始めたことでした。
体や心の衰えは容赦なく訪れるけれど、それを受け入れて、じたばたしない!人と比べない!
自分も服も、常にアップデイトして、くるくる循環させる。
柔軟に、しなやかに、身の回りを整えていきたいものです。
この、収納に余白のある清々しい気持ちを忘れずに、リバウンドしないように頑張りたいと思います。

みなさまは、自分が何着服を持っているか、数えてみたことはありますか?
多い少ないの感覚は、人それぞれだと思いますので、この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。


さて、数が減って、少しずつ何かが見えてきたので、
次は「私服の制服化」に挑戦です!

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2022-05-02 | Posted in つれづれなるままに | | Comments Closed 

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