成り行き任せで先取りしない季節の中心で季節を楽しむ 2018/05/08/Tue

これは私だけが感じていることかも知れませんが、ここ数年、季節が前倒しでやって来るような気がします。
普通は、6月から7月に訪れる梅雨。
最近は、もう少し早め、5月のうちから雨が多く、本来の梅雨の時期は意外と雨が少なく、7月は異常に暑くて、8月はイメージしたほどは暑くない・・・

日々、『季節外れの』という冠がついて予想気温が発表されることが多くないでしょうか? 毎年、平年通りとはいかないまでも、この何となくの違和感は、年々増幅していくような気がしています。

もし本当に季節が前倒しでやって来るなら、もう、急いで夏の準備をしないといけません・・・
お部屋も、梅雨と暑さに備えて涼しげなインテリアに衣替え出来るといいですね。

と、
そう言う私自身は、季節を先取りして準備するなどという用意周到なことが全く出来ない人間なので、夏に夏のものを作り、冬に冬のものを作っている始末・・・出来上がる頃には、相当ずれちゃってて、違和感MAXです。

でも、それはそれでいいかな、と自分では納得しています。
もちろん、前もって準備できれば一番ですが、実は私にとっては、作っている際中がその季節の中心である方が、モチベーションは上がります。

例えば、桜の頃に淡いピンクの布を合わせて、切ったり、縫ったりするのが好き。 夏の暑い時期に、冷房の効いた涼しい部屋で、ブルーの布を縫うのが好き。 ヤカンをかけたストーブの横で、茶色や赤の布を縫うのが好き。
出来上がった物ももちろん大事には思っていますが、さらに、それより前に流れる時間、それが私にとっては重要なのかな、と・・・。

今も、ちょうど庭に淡い色のバラやクレマチスが咲いているのを時々眺めながら、小花プリントなどハサミでチョキチョキ切っていると、本当に楽しくて、時間があっという間に過ぎて行きます。
毎日毎日、ずっとそういう時間ばかりだといいのですが、大人たるものなかなかそうもいかないので、チャンスが訪れたら、思う存分浸ります。

春に春のものを作って出来上がる頃にはすっかり夏。
そんな私ですから、キットを発売する順番がまったく季節通りにいかずとも、温かい気持ちでお付き合い下さい。

それでも、このブルーのクッションは、これから作るのにちょうどお薦めのキットです。紫陽花を眺めながら、ちくちく手縫いを楽しむ時間はいかがでしょう。
とても簡単ですから、暑さがピークになる前に完成して、涼しげなインテリアで夏を過ごしていただけると思います。

もともとのキットは、すでに1年以上前に販売が終了しましたが、ここにきて偶然似た感じの布が手元に集まってきましたので、なんとかキットが組めるようになりました。正方形をつなげるのは、単純ですが奥が深く、時間を忘れる楽しさです。ぜひお試し下さい。キットのページはこちらです。

わたくし、先々のことを見越して暮している方を、心から尊敬します。季節のしつらえや修繕、保存食を作ったり、和服を着たり。こういう事は、すべて先を見越していないと出来ないことですから、私のような者には一向に具わりません。
美味しいものが運ばれて来たら、9割がた写真撮るのを忘れる私。ですからなかなか美味しいものの記事は上がりません。ビフォーアフターをちゃんと写真撮っている方って素晴らしい。先を見越せない私は、大概ビフォーを撮っていません。
旅行の計画を立てる方も、つくづく尊敬。連休に入ってから泊まる所を探そうとする私。空いているわけないので、結果家で過ごします。計画を立ててその通り旅をしたことは、今まで一度もないかも知れません、私。

でも思うに、計画的に物事を進められる人は、完璧主義&心配性なのかな・・・。
いろいろな事を前もって準備出来ない私ですが、その分、心配事を抱えることも少ないように思います。
だいたいのことが、成り行き任せです。そして、それをあんまり後悔しない性格のようです。
その時の、中心に来たときの自分を楽しんでいるのかな?そんな気がします。

ですから私にとってガーデニングはほぼ修行のようなものですね。 常に次の季節のことを考えないといけないので・・・。 失敗も多いのですが、うまくやれれば、

結果が出ます。

 

2018-05-08 | Posted in 季節の出来事 | タグ: , Comments Closed 

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