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短すぎる秋と初冬の庭の様子 2023/12/28/Thu

今年もあと数日になりましたので、秋から初冬にかけての、小さな私の庭の様子を、ここに記録しておきたいと思います。
ぜひお付き合い下さいませ。


9月末になっても30度越えの日があって、夏の花がまだまだ元気です。
緑がとってもきれい・・

10月に入っても、これは秋? 涼しめの夏?という日々で、庭をどうしたらいいのか、まったくわからず・・
9月は暑すぎて、種蒔きをするような気温じゃなかったので、10月に入ってやっと始めました。

昨年は玉子パックでしたが、今年は紙コップ2枚重ねにしてみました。
狭い庭なので、たくさん苗が出来ても植える所がないので、1種類につきコップ2個。
ヤグルマギク、オンファロデス、ルピナス、アストランティア、忘れな草。
ヤグルマギクは一昨年の種、他は自家採種なので、発芽するかは怪しいレベル。(笑)

秋のバラはたった一輪。
つぼみの時に虫に食われて、あまりきれいではありません。
それは私の庭だけに限らず、全国的に花が遅く、虫の被害が甚大で、この夏の記録的猛暑の影響が顕著に出ているようです。

秋のお花。こちらは、ネコノヒゲ。↑

シュウメイギク。↑

観賞用トウガラシ・パープルフラッシュ。↑
ネコノヒゲと一緒に寄せ植えにしました。

私は昨年から、花壇だけでなく、植木鉢を使ったポッティングガーデンにも挑戦しています。
鉢植えは、たくさんの植物を育てることに夢中になれる反面、土にお金が掛かるのが難点。
それだけならまだしも、古い土が溜まり続けるという宿命を背負う羽目に。

使用済みの土を放置するスペースがないので、今年は、その処理が最大の課題になりました。
そして始めたのが、絶賛大流行中、カルスNC-Rでの土の再生です。

容器に使用済みの土を入れます。
植物の根っこなどはそのままでも大丈夫。

その上に、有機物(植物残渣、落ち葉、生ごみなど)をのせます。

その上に、カルスNC-Rをふりかけ、

さらに米ぬかをのせて、

また土をかぶせて、水をかけて、ひと月ほど置きます。
カルスの粉の中には微生物がいて、有機物を分解して、再び栄養のある土に再生してくれるとのこと。

約ひと月ほどたったのが、こちら。↑
硬い茎がまだ残っていますが、柔らかい雑草や落ち葉などは、だいぶ土に還っている状態です。
このあと、硬い所はハサミで刻んで、再度、分解が進むのを待ちました。
初めてのことなので、まだコツをつかめないでいますが、今後はこれで、使用済みの土と、庭から出る植物のゴミの両方を再利用出来るので、循環する持続可能な庭作りが実現することになりました。

11月も後半になると、やっと葉っぱが黄色になったり赤になったりして、秋本番。 秋?
いえ、涼しめの夏が終わると、即、暖かめの冬がやってきました。
昨日まで半袖だったのに、今日からダウンです。
昨今のこの異常気象、段階を踏むってことを知りません・・(ため息)・・

花のない季節に、小菊が可愛く咲いてくれています。
オギザリスの濃い紫がきれい。

グラウンドカバーのポリゴナムが、金平糖のような花を咲かせています。

12月に入ると、園芸店はパンジービオラの苗がたくさん並んで、ただただ、買い物が楽しい時期です。
寒さに強いビオラの花は、↑ 買った時から

ひと月で、こんなにお花も増えました。↑

私は、「花を追わない庭」を目指すことにしたので、一年草はすべて鉢植えで、花壇には低木と宿根草、それもなるべく葉っぱがきれいなカラーリーフをメインに構成することにしました。
冬枯れの正面花壇は、地上部を枯らして春を待つ植物が多く、今はこんな感じです。

でも、株元にはすでに新しい芽が出てきています。
これは、西洋オダマキ。

ミセバヤの中心部にも、新芽がいっぱい。

白の沈丁花には、もう蕾がスタンバイ。

古いので、ダメ元で植えたムスカリの球根も、葉っぱがいっぱい出てきました。

なかなか気温が下がりきらないので、チューリップの球根は12月16日にやっと植え付けしました。
すべて鉢で、カルスの再生土で植えてみました。
冬場は特に、庭の大半が日陰になってしまうので、鉢植えだと、日当たりを求めて移動できるのがいいですね!
春にお花が咲くのが、今から楽しみで仕方ありません。

12月も下旬になると、耐寒性のないものは、寒さで枯れてしまいます。
室内に取り込めば越冬も可能なのですが、私は、外で枯れるにまかせて、来年また買う楽しみを味わう派です。

真冬のお花、クリスマスローズに蕾が見え始めました。
これから1年で一番寒い時期に入ります。
庭仕事は、あと、バラの剪定と誘引を残すのみとなりました。
心から、暖かい春が待ち遠しい反面、春は、答え合わせの季節でもあり、ちょっとドキドキでもあります。
まだまだ坂の途中。
来年もたくさんガーデニングを楽しんで、いろいろな植物と出会いたいと思っています。


みなさま、今年もこのブログをお読み下さりありがとうございました。
みなさまの2024年が、健やかで楽しいこといっぱいの一年でありますように・・

2023-12-28 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

葉っぱも焦げる記録的猛暑の夏の庭 2023/9/27/Wed

みなさまいかがお過ごしでしょうか。
9月も下旬になり、長くて厳しかった夏が、やっと終わろうとしています。
でも、いまだに「秋」っていう感じは薄く、「ひと頃に比べると、だいぶ楽になったかも」という程度です。
この夏は、本当に暑すぎましたね・・

夏のガーデニングは、春に比べると、大して良い写真もないのですが、ご覧いただけましたら嬉しいです。
前回の記事のあと、5月~6月に咲いたのは、

種から育てたヤグルマギク。
子供の頃から、好きなお花第一位です。

スイートピー、カモミール、ニゲラ、リナリアなどと一緒に、古いブリキのバケツに入れて飾りました。

スカシユリ。↑ カサブランカのように、香りがあればいいのにね・・。

「絶対に枯らしたくない!」と意気込んでいたアストランティアは、↑
こうして無事咲いて大興奮!
宝石のように素敵なお花でした!

↑ 我が家のアジサイは、白い線香花火みたいです。

母の日に、娘がプレゼントしてくれた苗。↑
ペチュニア。 ニュアンスカラーと、斑入りの葉っぱがお洒落な子。

左のお花もペチュニア。ブラウンの筋が入る大人っぽいお花。↑
右は、アジサイ・マルルー。バスケットに寄せ植えにしました。

↑ これは、どこからか勝手に生えてきたネジバナ。 名前どおり、ネジネジのお花。

↑ ホスタ(ギボウシ)にも、立派なお花が咲きました。

7月に入ると、早い時期から厳しい暑さで、庭仕事どころではありません。
枯れないように、水をやるだけで精一杯。
雨も、ほとんど降りません。
8月になったら、

暑さで葉っぱが焦げました。

とにかく、ずーーーーーっと暑い・・

そんな中、花壇で元気に咲いてくれていた、優秀な一年草たち。
切っても切っても次々咲く、コスパ最高な子たちをご紹介します!
↑ こちらは、ペンタス。星形のお花が、夏にピッタリ。
私は、涼し気な白をチョイスしましたが、他にも赤やピンクもあるので、可愛い色がお好きな方にもお薦めです。

↑ こちらは、サフィニア・ポップ。
ペチュニアより花が小さくて、あっさりした感じです。鉢植えにして、お花が終わりかけたら、ばっさり丸坊主にしても、2週間後にはまたこの状態に戻る、最強夏花。

↑ こちらは、アンゲロニア。涼し気な穂状のお花で、切っても切っても脇からまた芽が出て、次々お花が咲きます。虫もつかず、手間のかからない良い子ちゃんです。

↑ こちらは、ユーフォルビア・ダイアモンドスノー。
白い部分は、花ではなく苞(ほう=花序のすぐ下の葉)なので、散ったり枯れたりせず、ずっとこのままの姿で、どんどん大きく広がっていきます。
細身で、か弱そうですが、猛暑にも全く動じる気配がありません。
去年までは、ずっと疑いの目で見て敬遠してきたので、正座して謝りたいほどです。

宿根草も、なんとか開花にこぎつけた子たちをご紹介します。
↑ キキョウ。 花より、風船みたいなつぼみが好きです。

↑ モナルダ。 モケモケのお花に、蜂がいっぱい来ます。

↑ コレオプシス・スタークラスター。
小さめのコスモスに似たお花ですが、すごく暑さに強くて、次々咲きます。
本当は、花芯の近くがピンクになるはずなのですが、土のせいか、暑さのせいか、クリーム色だけです。

↑ ガイラルディア・グレイプセンセーション。

花びらが散ると、ブドウ色のポンポンが残って、これも可愛い。

↑ キキョウを使った切り花。全部、夏の庭のお花たち。

ダリアは、今の所一輪しか咲いていません。
一株から30輪お花が咲くって、球根のラベルには書いてあったけど、いったいどこの話?って感じです。
秋には咲くのでしょうか・・
私の庭に、ダリアは向いていないのかも知れません。
好きな花が、必ずしも自分の庭に向いている訳ではないので、数回試してダメなら、あきらめるしかありません。

とにかく、近年のガーデニングでは、暑さ対策が最重要課題です。
移動できない花壇のお花は、祈ることしか出来ないけど、鉢植えはいろいろ試行錯誤を繰り返しています。
暑さに弱いアストランティアは、うっすら冷たい空気が出ている通気口の前に、鉢ごと埋めてみました。
結果、夏越し成功しました!!!

↑ 今、9月の庭は、こんな状態です。
今年は、暑さや蚊に負けず、短時間でも、毎日欠かさず庭に出ることを心掛けました。
そのせいか、我ながら、なんとか綺麗な状態を保てているのではないかと思います。
尋常じゃない暑さの影響は、植物の生態も変えてしまっています。
今年は全国的に、「暑さに強い」と言われていたお花も、耐えられず枯れてしまうものも、多かったようです。
みなさまのお庭はいかがでしょう。

9月下旬、やっと庭に出られる気温になってきましたので、このあとは、秋のお花を楽しみつつ、来年の春の準備も進めていく予定です。

2023-09-27 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

ガーデニングハイシーズン!2023年花咲く春の庭 2023/5/4/Thu

大型連休、みなさまいかがお過ごしですか?
私は、仕事や家事の合間に、ガーデニングを楽しんでいます。
私の庭では、チューリップと入れ違いに、4月の後半からバラの花が咲き始めました。

昨年、大変なことになったピエール・ド・ロンサールは、1月に思い切った剪定を行ない、それが上手くいったようで、今年は花がひときわ大きく、色も鮮やかです。

このバラの花と、同じフェンスに絡まるように、スイートピーを植えたのですが、
それがいつの間にか巨大化して、草丈3m近くにもなり、今は、こんなことになっています。

ピエールさん、牢屋状態・・
200円ほどの小さな苗だったのですが、恐るべし、つる性植物・・

とは言え、スイートピーは大好きです。
茎が細くて、切り花にもピッタリ。
見た目も可愛いし、香りも最高です。

自分の庭で咲いたお花を飾る贅沢。

昨年お迎えした、新しいフレンチローズ「ボレロ」↓は、こんなお花でした。
わぁ・・・なんて美しい・・

咲き進むと、花びらがクラシックなレースのよう。
見た目も、香りも、最高です。

ただ、うどんこ病になって、小さなつぼみは全て切ってしまったので、この春は2輪だけです。
秋と、来春に期待。

バラの他にも、いろいろなお花が咲いています。
チューリップ「アンジェリケ」。↑
安定の可愛らしさ。

「ベロニカ・マダムマルシア」。↑ 小さな紫のお花です。花壇の前方に。

山野草花壇のお花。↑「ミヤマオダマキ」と、「パンダスミレ」?こぼれ種で生えてくる子。

↑「ウツギ」。白いお花が鈴なり。コンパクトな樹高で咲いてくれます。

大好きなお花、「オンファロデス」。↑ 今年は種をとって、来年は苗を買わずにすむようにする予定です。

”小花が丸くなって咲くお花”に目がない私。
これは、↑「西洋ニワトコ・ブラックレース」。ハリー・ポッターの杖の、ニワトコです。
銅葉がお洒落。

「西洋オダマキ・ノラバロー」。↑ オダマキ好きなので、お迎えしました。

こちらは、「西洋オダマキ・ブラックバロー」。↑ シックで素敵なお花。
大人庭を目指す私には、こういうお花は欠かせません。
わたくし、今年は、調子に乗って、庭の植物の種類をかなり増やしたのですが、

ここに来て、自分が選ぶものの傾向が判明しました。
どうやら私は、マメ科の植物が好きみたいです。

↑ 白の「スイートピー」。(こちらは、巨大化しませんでした)

↑ 「ルピナス」も、マメ科。子供の頃から、こういう形のお花が好きだったことを、今更ながら思い出しました。

「バプテシア・ダッチチョコレート」。↑ センダイハギの仲間です。

クローバーもマメ科。↑「ティントロゼ」のお花は、赤っぽくてとっても可愛い。

こちらは、「クラウンベッチ」。レンゲみたいなお花です。

藤もマメ科なんですよ。↑
日本のフジは、下へ長く垂れ下がりますが、これは、コロンとブドウみたいに咲く「アメリカフジ・アメジストフォール」。

そして、これは、「キヌサヤ」。↑ お花を楽しむために買った苗ですが、

ほんの少しですが、収穫も出来ました。
小さな庭で、無意識に選んでいたら、マメ科率高し。(笑)
好みって、やっぱり、偏るものですね・・

土が見えていた2月の花壇が、↓

4月にはこうなって、↓

5月には、こうなりました。↓

大きい子は、草丈1m以上です!
なんて書くと、すべて順調に育っているかのようですが、そうでもありません。
3本あるブルーベリーは、花が全く咲きません。剪定が、ダメだったみたいです。
芍薬も、つぼみはたった1個です。これは、移植がいけなかったみたい。
コデマリも、今年は花が咲きません。切ってはいけない時期に切って、場所を移動させたせいです。
失敗も、ほんと、たくさん。

冬の間からずっと、「オルレア」↑だと思って育てていた芽が、

実際は「カモミール」でした・・。 ↑
つぼみがつくまで全く気付かず。
この失敗は、いかにも初心者っぽくて、我ながら笑えます。

経験不足で失敗もたくさんありますが、今は、自分の育てたお花が咲く小さな庭に居るのが、楽しくて仕方ありません。
私の庭は、日当たりがイマイチな分、季節の進みが遅く、まだかろうじて早春のお花が咲き続けています。
これから、徐々に夏のお花に入れ替えです。
例年、蚊の季節は、庭を放置してジャングル化させてしまうので、「夏の庭」は、最大の課題です。

今年は、ダリアをきれいに咲かせるのが目標です。
頑張ります!

2023-05-04 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

2023年早春の庭の様子 2023/4/5/Wed

春本番となりました。
みなさまいかがお過ごしですか?
私は、寒い真冬の間も、ガーデニングを楽しんでいました。

1月も半ばになると、沈丁花のつぼみがついて、↑
球根が芽吹き始めました。
これは、今年初めて植えた「ミニアイリス」の芽です。↓

2月に入ると、クリスマスローズが花盛り。

3月半ばに、満開になりました。
私の庭のクリスマスローズは、すべてシングルの、品種不明の子たちですが、

こんな、ブラックの男前の子や、

そばかすが可愛いこんな子もいます。
みんな、うつむいて咲くので、顔がちっとも見えないから、

お花だけ切って、フローティングしてみました。
よく見ると、花びらが丸い子、とんがっている子、ぼかしになっている子、アウトラインがある子、と、さまざま。

3月に入ると、植物の成長は目を見張る勢いで、1日であっという間に大きくなっています。
これは、ヒメウツギ・ライムシャンデリアの新芽。↑
枯れた細い枝から、急にライムグリーンの若葉が現れて、びっくりしました。

ミニアイリスも咲きましたよ。 ↑
身長10cm。 バランスわる!(笑)

これは、「アストランティア」っていう私の大好きなお花の新芽。 ↑
過去2回枯らしていて、3度目の挑戦です。
一株1,000円ほどする苗なので、今回は絶対失敗したくない。(笑)

失敗と言えば、
今年は、パンジー・ビオラの苗をネットで購入したのですが、届いた苗はまだ小さくて、もちろん開花していなくて、咲いてみたら、画像のイメージと全然違っていて、ちょっと失敗。
↑ これなんて、実物を知っていたら、絶対に買わない色だった・・
茶色に近いワインレッドのフリルに、黄色の斑が入っていて、すごい姉御感たっぷりのパンジー。(笑)
でも、せっかくだから、のびのび咲いてね。
ようこそ。私の庭へ。

パンジーは、例年放置して梅雨前に抜いて捨てていたのですが、
今年は満開になって徒長し始めたら、早めに一度切り戻して、再度の開花を待つことにしました。
つぼみもいっぱいあって、花盛りのお花を切ってしまうのは、なかなか決心がつかなかったのですが、

お花は、切り花にして、飾って楽しみました。
首を伸ばして徒長したお花は、切り花にぴったり。
今年は、「摘心」や「切り戻し」で脇芽や新芽の成長を促したり、「挿し芽」や「株分け」で苗を増やしたりと、今まで全くやってこなかったことも、いろいろと挑戦して楽しんでいます。
でも、
「大人っぽいセンスのいい庭作り」を目指しているのに、毎年、無駄な乙女心を発動しちゃって、メルヘンチックな、まとまりのない庭になってしまう・・

ふと、「センスのいい庭」を作るには、何が一番重要かな・・って、考えてみました。
庭の規模は、ベランダガーデニングから、公園のように広いお庭まで様々だけど、
私なりの答えは、やっぱり、「植物のチョイス」。
最近、ガーデニング系のYouTubeをたくさん見ていますが、センスのいい人は、植物の選び方が本当に素敵です。
庭の景色は、植物が作ってくれる。
だから、何色で、何をどのくらい植えるか、ここに掛かっている気がします。
私は万年初心者で、ついつい、好きなお花だけを集中的に咲かせようとしてしまうけど、お花が散ったあとも、お花のない冬の庭も、素敵に見せることができるんですよね。

まだまだスタート地点近くにいる私ですが、まずは、今まで完全スルーしていた、カラーリーフ系の植物をいくつか植えてみました。
花も咲くけど、主に葉っぱを楽しむ植物です。
↑ これは、ティアレア・スプリングシンフォニー。
冬になると、葉っぱに黒褐色の斑が入ります。

ヒューケラ・ミラノ。↑
緑の中に、パープルやグレー系の銅葉のものがあると、花壇がぐっと大人っぽく見えます。
今は、赤い花芽が出ています。 ↑

アジュガ・バーガンディーグロー。
アジュガは、植えても植えてもいつの間にかいなくなっていましたが、今年はちゃんと育ちそうです。

右側は、アジュガ・チョコレートチップス。↑
今は、パープルのお花が咲いていますが、花が終わっても、葉っぱが目を楽しませてくれます。
左は、ラグラス・バニーテール。
グラス類は、雑草感があって、今まで敬遠してきたのですが、これは穂が丸っこくて可愛くて、ちょっと植えてみたくなりました。

斑入りのヘデラ・白雪姫。↑
こんなのあるんですね、今。
アイビーも、いろいろと品種改良が進んでいて、びっくりします。

暖かい日が続いて、ホスタの新芽が、竹の子のようにニョキッと出てきました。↑

西洋ニンジンボクの新芽。↑
夏に、パープルのお花が咲く低木です。
楽しみ。 木ですが、鉢で育てています。

毎年、チューリップの色には翻弄されますが、今年もやはり。
↑ チューリップ・アリソンブラッドリー。ラベルではもう少し暗いワインレッドだったのですが、うちではこんな色で咲きました。
でも、なんとか許容範囲です。

↑ チューリップ・クリームアップスター。クリームイエローにピンクの筋が入る品種。
「大人っぽさ」は無かったけど、とても可愛いです。

今年のチューリップは、3個中1個、5個中2個と、高確率で発芽しないものがありました。
土中で、腐ってしまったようです。
原因は、低温不足だと思われます。
私の住む東京は、大寒波で雪が1回積もったものの、

全体的には暖かい冬で、寒さに当てないと開花しないチューリップには、良くない環境だったみたいです。
チューリップの球根の植え付け適期は、10~12月となっていますが、10月はまだまだ暑い日もあったり、12月になってもさほど気温が下がり切りません。
来年は、お正月に植えてもいいくらいかも知れません。
温暖化の影響は、ひたひたと、確実に忍び寄って来ています。

まだ土が見えていた2月上旬の花壇は、↑

2ヵ月後に、こんな感じになりました。↑
春って素敵。

私の庭は、元・和庭なので、小さな敷地につくばいが2つもあったり、大きな石があったり、洋風の庭にするのは大変で、悩みの種でした。
でも、最近は、和のお花も好きなので、無理に洋風にこだわらずに、和洋折衷が馴染む庭作りを目指しています。

つくばいのひとつは、過去には撤去することも考えたのですが、今年は、プランターの台にして、ポットで育てるハーブガーデンにしてみました。
ローズマリー、ラベンダー、ミント、パセリ、ワイルドストロベリーなどを育てています。

新しく、小さな山野草花壇も作ってみました。
↑ シシリンチュームの青いお花の後ろは、河原ナデシコ、左はイカリソウ、他には、シランやタイツリソウ、ミヤマオダマキなんかが植わっています。
渋いお花を育てるのも楽しいものですね。

これから、バラとクレマチス、そのあとは、ユリが咲く私の小庭。
今年は、アジサイも楽しみです。
↑ ヤマアジサイは、すでに小さな花芽が。
季節ごとに、成長の順番を計算して植え付けていくのは、本当に難しいです。
でも、正解も終わりもない庭作りは、今は楽しみでしかありません。
4月からもう蚊に刺され始める私ですが、めげずに頑張りたいと思います!

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。

2023-04-05 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

物価上昇!お安い野菜で乗り切る冬 2023/02/28/Tue

毎日食料品の買い物に行くと、とにかく物が高くて、ため息が出ます。
それは私に限ったことではなく、周りを見ても、ずい分と値段が変わった品物を前に、じっと立ちつくしている人がたくさん。
つくづく、暮らしにくい世の中になりました・・・

そんな中、野菜売り場の白菜は、秋からずっと安定して、4分の1個が98円。
この冬は、何度も漬物を作りました。
保存食作りが苦手な私は、シンプルな塩漬けを、少量ずつ、気軽にジップロックで作ることにしました。

白菜は、4分の1個を、さらに四つに分けて、ざるにのせて、1~2日干しておきます。

何回かやってみて、塩分は2.5%が我が家の好みだと判明。
3%だとしょっぱくて、2%だと物足りなかった。
ハサミで切った昆布と、鷹の爪を一緒に入れます。

保存袋に、サッと洗った白菜と、塩、昆布、鷹の爪を入れて、空気を抜いて、

上に、重い物を載せます。

高級お鍋のルクルーゼ。
我が家では、ほぼ漬物石として扱われています。
(だって、洗うの、重い・・)

きれいな澄んだ水が上がってきたら、成功です。

2日目ぐらいから食べられますが、最初は浅漬け風。
5~7日ぐらいたつと、だんだん酸味が感じられるようになって、漬物っぽくなってきます。
すぐに食べきれる量なので、飽きる前になくなって、少食な我が家でも気軽に作れる漬物です。

カブも、いつもはそのまま切って塩で揉んで食べることが多いのですが、今日は干してみました。

日光に当てると、味や栄養が凝縮するとな?
詳しいことはわかりませんが、干すと、食感が変わって、これはこれでおいしかったです。

漬物を漬ける専用の容器を買ったり、ぬか漬けに挑戦したこともあったのですが、
いずれも長続きしなかった私。
この、保存袋で気軽に作るのは、ずぼらで三日坊主な私にピッタリでした。

98円のお野菜に助けられた冬。
春はもうすぐだけど、一度上げた値段を、そう簡単には下げないだろうから、いろいろな物が今の値段で定着していくと思う。
まだまだ、スーパーで、モヤモヤする日々は続く・・・。

2023-02-28 | Posted in おいしいものComments Closed 

 

2022年晩夏から初冬までの庭の様子 2022/12/16/Fri

1年はあっという間ですね・・。
また、いつの間にか年末になっています。
秋から冬にかけての庭の様子は、春から初夏の写真に比べると、ものすごく地味なのですが、
よかったらご覧下さい。

9月、まだまだ暑い東京。
私の小さな花壇では、この、トレニア・ミッドナイトパープルっていう子が、ひとり生育旺盛で、株幅60cmくらいになっていました。
どんどん花壇を侵食して広がり続けて、ほかの植物を呑み込んでいく勢い。
どの植物も、元気に成長して、きれいにお花を咲かせてくれることを望んでいるはずなのに、なぜか、元気過ぎると、突き放したくなるのは、なんでだろ・・

大切に、鉢に植えたチョコレートコスモスは、ひょろひょろと茎が伸びるばかりで、いつまで待っても、ひとつもお花が咲かない。
何がいけなかったのか・・
思い通りにならないと、俄然、興味がわく。

↑ この子は、ガイラルディア・グレープセンセーション。
だんだん、お花の名前も覚えられるようになってきました。

カリオプテリス・ヒントオブゴールド。
最近は、品種改良が進んで、品種名も付くので、どれも名前がすごく長い。

私のガーデニング、鉢植えを解禁したら、お花の種類が、一気に増えました。
鉢でお花を育てるのは、とにかくお金が掛かるので、ずっと避けてきました。
植物を買うのは、地植えも同じだけど、その他に、鉢を買わないといけないし、土も買わないといけません。
鉢は、懲り出したら、もう、大変です・・輸入物の、素敵だけど、超お高いのとか、欲しくて欲しくてたまらなくなります。
危険地帯、危険、危険、キケン、・・・です。
(断捨離どこいった~?)

とりあえず、ほかのことをして気を紛らわすしかないので、種を蒔いてみました。
矢車草。 卵パック使用。
10月15日、種蒔きの時期としてはもう遅いので、どうだろ・・発芽するかな・・

11月9日、半分ぐらい発芽しました。
赤ちゃんは、いつだってなんだって、無条件に可愛い!

悲報・・
誘惑に打ち勝てず、バラ苗を購入。
四季咲きの白花。
念願の強香種、フレンチローズ、『ボレロ』です。
頑張ります! ←まったく懲りない人。

秋の花、秋明菊。
菊って言ってるけど、アネモネの仲間だそうです。
ジャパニーズアネモネ。

↑ こちらは本当の菊の花。
着物の柄みたいで楚々として、きれい。
和のお花も、良いと思えるようになってきました。
大人~。
お花が少ない時期に咲くから、正直有難い。
葉っぱも、いい香りです。

11月に入ると、植物は成長がゆっくりになって、紅葉したり、落葉したりします。
↓ 桔梗って、こんなに黄色くなるんですね。

枯れた姿を見るのは、以前はすごく嫌だったけど、
今年は、それも楽しめています。
大人~。

新たに、お花を植える場所を増やしたので、春苗の植え付け。
ほかにも、いろいろ移植したり、株分けしたり、来年の春を見据えて、週末はずっとガーデニング。

パンジーやビオラも、大量の品種が出ていて、あれもこれも欲しくなって、キリがありません。
自分の力量も考えて、アンティークカラーのこの子だけを、連れて帰りました。
不思議な発色。
お似合いの鉢も、買ってあげた。

12月。
ブルーベリーの葉っぱが、真っ赤です。

ペチュニアは夏のお花だけど、凍ったように、ずっと花が咲き続けています。
これは、刺し芽をしたもの。
親株はもう死んでしまったけど、子供が命をつないでいます。

クリスマスローズの新芽が出始めて、

日本水仙が、間もなく咲きそうです。

ヒヤシンスも、芽が大きくなってきました。
秋から冬にかけても、植物にたくさん楽しませてもらっています。

テイカカズラのつるを、くるっと輪っかにして、リースにしてみました。
ワイヤーなど使わず、絡ませただけ。
寒くても、庭に出て、しゃがんで花壇を見ていると、新しい芽が出ていたりして、飽きることがありません。

メインの花壇には、宿根草と球根など、春から初夏にかけて咲く苗を植えつけました。
どんな色のお花が、どんなふうに咲くのか、わくわくが止まりません。
多分、結果は、思い通りにいかないことの方が多いと思うけど、
だからこそ、お楽しみがずっと長く続くと考えれば、ね。

園芸の世界は日々進化しているので、ついて行くのがやっとの私です。
でも、もっともっと勉強して、来年も、たくさん楽しみたいと思います!

今回も、最後までお読み下さり、ありがとうございました。

2022-12-16 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

2022年早春から盛夏までの庭の様子 2022/9/24/Sat

週末になると台風が来て、シルバーウィークとか言われても、少し興ざめな連休ですね・・。
みなさまいかがお過ごしでしょう。

もし少しお時間ありましたら、私の小さな庭の記録に、お付き合い下さいませ。


2月、冬枯れの、何もない庭に、最初に咲くのは水仙です。
窓から見えない場所に咲いた水仙の花は、切り花にして、トイレに飾るのが毎年の恒例。
自然のものとは思えないほど、濃く、甘い香り・・

次に来る、クリスマスローズ、去年は花が少なかったけど、今年はなぜか復活しました。

こーんな大きな株になって、狭い私の庭では、ちょっと持て余しぎみ。
このクリスマスローズの下には、

大好きな山野草、ニリンソウが植わっているのだけど、大きくなったクリスマスローズのせいで、隠れてよく見えない・・。

3月になると、いろいろなものが活動を始めます。
枯れ枝みたいなところから新芽が出てきて、ちゃんと生きていたことに気が付く。

↑ これは芍薬。
地上部がなくなっても、ちゃんと生きて、冬を越していました。

秋に植えた球根が咲く季節。
ラッパ水仙。 最初に黄色が咲いて、

あとから白が咲いた。

白いチューリップは、中心部が黄色。

一年で一番、花が多い季節。

頭が重くて自立できないヒヤシンスは、切り花に。
洗い物している間も、ずっといい香りがしていて、良き。

自然が作り出す、形の不思議。

そして、圧倒的な美しさ。

ほんとに、手毬になってるし・・

宿根草の芽吹きは、感動的。

夏に花が咲くものたちが、芽を出し始める時期。

生き物も、活発になる季節。
植物を育てることは、
半分は、虫との戦い。
自分でやってみると、その大変さがわかるから、簡単に、無農薬がいいとか、言えない・・

私の庭にある、2本のバラ。
それが、今年は、大変なことに。

ピエール・ド・ロンサール。
カミキリムシに入られて、さらに、アリに巣を作られていて、根元にボッコリ穴が開いていた。
花付きが悪いし、変だなとは思っていたけど、下草で見えなくて、こんなになるまで全く気付かず。
胸が痛む。
可哀想なことしてしまった・・。

慌てて薬剤を買いに行って、根元を処置して、今さらだけど、金網を巻いておいた。
このまま、枯れてしまうだろうか・・
もう一つのつるバラ、ブラッシュノアゼットも、やっぱりカミキリムシに入られていて、ダメにしてしまった・・
自分が情けなくて、へこむ・・

最後の力を振り絞って咲く姿。

今年、芍薬は、三つ蕾がついた。

1,3,と来たので、来年は5、咲くかな。
取らぬ狸の皮算用。

ブルーベリーも、花がたくさんついた。

配下には、ユリの花。

ブルーベリーの収穫は、Sサイズの保存袋3袋の成果!
私にしては上出来です。
全然甘くなくてすごく酸っぱいけど、お砂糖を入れて煮るので、なんの問題もない。

ピエールドロンサールは、あのまま枯れてしまうことも想定して、
人生初の挿し木に挑戦!
一応、根っこは出てきたみたいだから、子孫は残せるかも知れない。
でも、

ピエールは、不死身だった。
あんな瀕死の重傷を負っても、ちゃんとシュートを出していた!
さすが、殿堂入りの強健種。
私ごときが言うまでもないけど、素晴らしい、ほんと、素晴らしいバラです。

今年は、あっという間に梅雨が終わって、
6月の末から、唐突に猛暑がやってきました。
私は、蚊に刺されやすい体質で、4月から11月までずっと蚊に刺され続けるので、

蚊取り線香は、強力タイプ。

そして、
ラベンダーが、枯れた・・。
ラベンダーと言えば北海道だけど、東京の夏は、ラベンダーには過酷すぎたらしい。
ラジオの天気予報では、「冷房を適切に使い、水分を摂り、日中の外出は控えてお過ごし下さい」ってさ。
夏は、もう、外に出てはいけない季節になってしまった・・。
ただただ家の中で、過ぎ去るのを待つだけの季節。
毎年、どんどん悪い方へ行ってる気がする。
植物も、冬越しより、夏越しが断然むずかしい・・。
東京は、ほぼ熱帯地方になっているから、ヨーロッパ原産のお花なんかは、夏が越せずに天に召されてしまう。

なのに、
なぜ??
7月、私には、久々のガーデニング熱が到来!!
35度の暑さもなんのその、庭の模様替えに着手!(え?なんで今?)
真夏は、植物を植えてはいけないらしいので、バックヤードの片づけをしたり、ペンキを塗ったり。
花壇の縁の、レンガをはずしてみたり。

昨年の記事では、庭の植物も断捨離するって書いていたけど、
新しいクレマチス、買っちゃった・・。
ベル型の、可愛いのが欲しくなって。

結局、毎週末、園芸ショップに通っていたら、減らすどころか、
増えた・・
(どうしてこうなる?)

今までは、なるべく鉢植えはしないで、地植えで植えられる範囲だけでガーデニングをしていたのですが、これからは、鉢で育てて、どんどん種類を増やしたくなった。
植える場所がないからと、あきらめていた品種も挑戦してみたいし、苦手な寄せ植えにもトライしてみるつもり。

今は、育ててみたいお花がたくさんあって、いろいろ勉強中。
狭い庭だから、種蒔きは出来ないけど、春の庭をデザインして、秋に苗を植えていきます。

来年は、夏や秋の庭も、もっとちゃんと作るつもりです。
先を見越して行動するのが苦手な私だけど、ガーデニングは、3ヵ月先を見据えて準備しないといけないから、いいトレーニングな気がします。

今年も、何だかんだ、自分の庭の花を、キッチンに飾ることができました。

来年は、夏も、秋も、飾れますように。
そして、
このガーデニング熱が、中途半端なところで、冷めたりしませんように・・!

2022-09-24 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

服の断捨離(3)ー誰にだって捨てられないものはある! 2022/05/04/Wed

最初の記事の中で、「今私が持っているのはこれだけです」と書いていましたが、実は他の場所に、まだ2着ありました。

ひとつは喪服です。

次いつ着るかはわからないけれど、大人として持っていないと困るので、捨てるわけにもいきません。
ただし、今、私が持っているのは、ワンピース+ボレロで、30代か40代の頃に買ったもの。
少し若奥様感があって、今の私(現在57歳)にはどうなんだろ・・?って感じるので、買替えを検討しています。
まだ着られるし、流行りがある訳ではないけれど、年齢に合わせて更新していくのは、必要な事かな、と思います。
昨今は、パンツスーツも一般的になり始めたようなので、手頃な値段のものを見つけて、早々に入手したいと思っています。


そして、もう一つは、グレーのスーツです。

これは、洋裁が得意だった母が作ってくれたもので、もう随分古いもの。
スカートは、このフレアーのロングと

短めのタイトスカートが選べるようになっています。

多分20代の中頃に作ってらったもので、30代40代の頃は、子供の入学式卒業式、少しあらたまった席の時など、パールのネックレスをして、何度も着て行きました。

でも、ここ数年は出番はなく、今後も着る機会があるかは不明です。
もう着る予定がない服は、通常「断捨離」の対象になるわけですが、このスーツは、やはりどうしても捨てることが出来ません。


小さい頃から、母には数えきれないほどの服を作ってもらいました。
洋裁の腕はプロ並みで、オートクチュールの縫製の手伝いなどもしていた母。
スカートやワンピースはもちろん、厚手のオーバーコートやスーツなど、上級技術が必要なものも、ごく当たり前のように手作りしてもらっていました。

母の病気がわかった時、私はまだ20代で、仕事も、遊びも、恋愛も、まだまだ楽しい時期でした。
親を見送るなんて、まだまだずっと先のことで想像もしていなかったので、実感がないまま、悔いの多い別れとなってしまいました。
与えてもらった全てに対する感謝の気持ちや、自分が親になって初めてわかる感情などは、もちろん伝えることは出来ず、その後は、止めどなく湧いてくる後悔の念に長年に渡って苦しむ日々となりました。
そんな罪悪感もあり、母に作ってもらった洋服は、なかなか手放すことができず、結構な枚数をダンボール箱に溜めこんでいました。

それでも、時は流れ、私自身が、母の亡くなった歳になろうとしています。
だんだんと記憶も薄れ、やっと気持ちの整理もつき、様々な思いも、このグレーのスーツ1枚に集約することができて、作ってもらったたくさんの服たちは、その役目を終えました。
ここまで来るのに、何十年もかかってしまいました・・


たった1枚だけになったこのスーツ。
私の体に、ピッタリと合わせて作ってある手作りの洋服。
もう出番はなくても、私にとっては掛け替えのないもので、決して簡単に捨てることは出来ません。

どの針目を見ても、懐かしい・・
丁寧に丁寧に作ってあって、ボタンホールは、手縫いです。


きっと、誰にでも、捨てられないものがあると思います。
大切なものは、人それぞれに違うはず。

「断捨離」とか、「捨て活」とか、「ミニマリスト」とか、物を捨てて家の中をスッキリさせることが、さも良いことのように言われるけど、別に何でもかんでも捨てなくたっていいって、私は思います。
自分の価値観で、ちゃんと管理できれば、物は多ければ多いほど、人生は楽しい。
今さらだけど、そんなふうに感じます。

現在、私の断捨離は、そこそこ進みましたが、決して終わることはありません。
片付けは、気力も体力も消耗するので、元気でないと出来ませんし、記憶力は年々衰えているので、毎年その分を手放していかなければなりません。
生きている限り続くので、焦りや無理は禁物です。

でも、ここまでで、発見したことがひとつあります!
私にとっての断捨離は、決して「執着を捨てるため」のものではありませんでした。
物を減らすのは、大切なものを際立たせて、思いを分散させないために必要だったみたいです。
好きな物、大切な物を、もっともっと大事にするために、そうでないものを見極めて、手放していく。
そう考えると、残すものが見えて来るし、片付けも、多少は、楽しめそうな気もします。

「心と体は繋がっている」ってよく言いますが、「心と片付けも繋がっている」のだそうです。
確かに、大きく左右される気がしています。


みなさまの「断捨離」や「捨て活」は順調に進んでいますか?
もし、今その際中で、「なかなか・・」と苦労されていらっしゃる皆様方に、この記事がお役に立ちましたら嬉しいです。

2022-05-04 | Posted in つれづれなるままにComments Closed 

 

服の断捨離(2)ー私服の制服化計画! 2022/05/03/Tue

みなさま、「私服の制服化」という言葉をご存じですか?

私が、すぐに思い浮かべるのは、アップルの創業者スティーブ・ジョブズです。
イッセイ・ミヤケの黒のハイネックカットソー、リーバイスのブルージーンズ、ニューバランスのスニーカー。
いつも同じこの服装。
「毎朝、何を着るか考える時間を、ほかのことに使いたかった」というのが、このファッションの理由。
さすが天才、ブレません。


私は、社会人になってから制服を着たことがないので、制服と言えば「学生服」です。

上の写真は、私の娘の高校の制服で、グレーのブレザーとチェックのプリーツスカート、白のワイシャツにネクタイかリボン、白のハイソックスが正式、普段は紺のハイソックスも可、寒い時は地味な色のカーディガンを着ても可、という内容でした。

自分の時を思い出しても、ブレザー1枚と、スカートが夏冬各1枚、白のワイシャツかブラウス、長袖2枚半袖2枚、だいたいこんな感じで、3年間回していたように思います。
今でこそ、形状記憶&ウォッシャブルですが、昔は、制服は自宅で洗濯なんか出来なかったし、せいぜいスカートを寝押し(懐かしい言葉!)するぐらいで、ずっと毎日同じ服を着て過ごしていたわけです。

あんな新陳代謝活発な10代の頃に、そんな服の着方していて何の疑問も持たなかったのに、大人になったら、急に毎日違う服を着ないといけないって考えるのは、いったい何故なんでしょう・・

考えてみたら、それって勝手な思い込みで、誰もそんなことは決められていないし、実際ジョブズのように、毎日同じ服装をしている人はたくさんいらっしゃるのです。
コロナ禍になって、動画を見る機会が増えた私。
「私服の制服化」を行なって、少ない服で、お洒落に暮らしている人を多数発見しました!
もしかしてこれは、ずぼらな私に向いているのでは?
と・・

それでは、さっそく、「私服の制服化」を始めてみたいと思います!


まず、どんな制服にするかを考えてみました。

色はどうしよう・・やっぱり地味な色が落ち着きます。
今までの私は、たとえば紺・黒・茶とあったら、洋服は紺を選ぶことが多く、バッグや靴は茶色を選ぶことが多かったのです。
でも、髪がグレーになったせいで、学生のイメージが強い「紺」が似合わなくなってしまいました。

なので、前回の記事の中で決めた4つの理由とは別に、今回「紺色の服」が、捨て対象となりました。
「茶色」は、かなり色味の幅があって、着こなすのが難しく、グレーヘアをさらに老けて見せてしまう可能性大。 好きな色ですが、却下です。

というわけで、私の制服の基幹色は「黒」に決定しました!
でも、全身真っ黒というのも怖いので、大好きなギンガムチェックをプラスすることにしました。

記憶が定かではないぐらい小さな頃から、ずっとギンガムチェックが大・大・大好きな私。
常連のお客様にはとっくにバレていると思いますが、私が作る物のほぼ全てにギンガムチェックが使われています。

この写真のように、当然、日常のいろいろな物に、無意識にギンガムチェックを選んでいることが多いのですが、
洋服は、その溺愛っぷりが逆に恥ずかしくて、少し控えめにしていたところがありました。
でも、もう、どうせ着るなら好きなものがいい!


というわけで、私の制服が決まりました!

これが、私の制服(標準服)です。
黒のギンガムチェックのブラウスに、黒のカーディガン、墨黒のリネンワイドパンツ。

・ブラウス
・カーディガン
・リネンまたはコットンのワイドパンツ。

常にこの3点が基本型で、色は、白・黒・グレー・生成り のみ。
さすがに1組というわけにもいかないので、いくつかバリエーションを用意してみました。

最後の2つはギンガムチェックがない無地だけのコーディネイトなので、布バッグやストールでプラスしたいと思います。(今は持っていないので、これから買う予定)

ご覧のように、正直、どれもこれも似たり寄ったりで、違いがよくわかりませんよね。
可もなく不可もなく。
でもそれが、私にはすごく大事なことでした。

人間、毎日毎日変わらず元気というわけにはいきません。
体調が優れなかったり、メンタルが弱って落ち込んでいる時もあります。
でも、これなら朝、何も考えず目をつぶって手に取っても、それなりに無難に、いつも通りの服を着られることになります。
50代~60代の服装としては、特に地味ってわけでもないし、かと言って殊更に若作りしてるってほどでもない。
人からどう見えるのかはわからないけど、

自分では、大好きなギンガムチェックが入っているから着ていて楽しいし、常に満足していて、多分すごく私らしい!
服を着るのがこんなに楽しいと思ったのは、大人になってこれが初めてかも知れません。
私服の制服化、これは私にすごく合っていたみたいです。


この枚数の洋服で、衣替えはしません。
夏は、ブラウスを半袖やノースリーブ、カーディガンが薄手のものになり、冬は、あったかいインナーやレギンスで防寒して、カーディガンを厚手のものにします。

洋服を買うのも、すごく楽になりました。
お店に入ったら、黒のギンガムチェックの服だけ探せばいいし、色で迷ったら、黒を選べばOK!
制服にならないものは必要ないので、余計なものを買わずに済みます。
毎日似たような服ばかりでつまらないと思われるかも知れませんが、これが意外にも逆で、
学生服の頃、生活指導ギリギリのところで、ワンポイントのセーターを着たり、スカートの丈をいじったりしていた、そんなワクワク、ドキドキ感!
「何でも好きな物を着ていいよ」と大海原に放り出されるより、これとこれとこれだけで何とかしてね、と限定される方が、人間て、いろいろアイディアが沸いて、工夫するみたいです。
それが、何とも言えず楽しい!


そして、「私服の制服化」をして一番良かったことは、服を大切に扱うようになったことです。
以前は、着ていたものを脱いだら、椅子に適当にポーンって感じだったのですが、今はしっかりハンガーに掛けてシワを伸ばし、ほこりや糸くずをきれいにとって、明日に備えます。
少ない服で着回しているので、破れたり汚したりしては大変なので、気を使って丁寧に扱うようになりました。
私の中では、今までとは、全く違う服との向き合い方です。

数を減らしてラックが少し空いたので、パンツの両脇にループを縫いつけて、

ハンガーに掛ける収納にしました。

衣装ケースがひとつ空いたので、ここは、捨てるかどうか迷っている物の「保留BOX」としました。
こういう余分のスペースがあると、ついつい何か入れたくなるのが人間ですが、空いている場所があるって、何かと心強いので、しばらくは空けておくことにします。


1年を通して30着程度の洋服。
これでも、私には過分な量なのかも知れませんが、しばらくはこれでやってみようと思います。
リバウンドしないように、1in1outを心がけて、数をコントロールしていくつもりです。

服が少ないとお洒落が出来ない、楽しくないと思っていたのは誤解で、大好きな自分らしい服が見つかりさえすれば、数はほんの少しで大丈夫。
「私服の制服化」をやってみたら、そんな事がわかりました。


たくさんに持っているのに「着る服がない!」「毎朝、何を着るか決まらない!」とお悩みの皆様に、この記事が何かのヒントになりましたら嬉しいです。

服の断捨離(3)へ

2022-05-03 | Posted in つれづれなるままにComments Closed 

 

服の断捨離(1)ー数を減らして身軽になりたい! 2022/05/02/Mon

みなさま、断捨離、頑張っていらっしゃいますか?

コロナ禍で家に居る時間が増え、自分の生活スタイルを、あらためて見直してみた方も多いかと思います。
もちろん私もその一人。

私は、今から5年前、一度大規模な断捨離をして、家の中の不用品をかなり処分しました。
それでも、大量にあった要らないものはなかなか減らず、いったん放置。
そして、コロナ禍2年目、週末ごとの片付けを再開した、という経緯です。

それはもう、いろいろな物を捨てました。
粗大ごみも何度も出したので、お金も結構使いました。
そう・・、洋服も大量に捨てました・・。

私は、それほど洋服好きという訳ではなかったけれど、やっぱり、想像以上に溜まっていたのです。

「いつか着る」と思って、とっておいた洋服。
結局着ないまま、また新しいのを買う・・。
服に限らず、そうやって、循環させずに生きて来て、自分で自分を重たくしてしまっていたことに、息苦しさを感じていました。

まずは、数を減らして、身軽になりたい!
そんな私の、服の断捨離に、どうぞお付き合い下さい。


今、私が持っている服は、年間を通してこの量です。

新婚の時に買った衣装ケース(物持ち良い)に、畳んで入れてあるものと、18歳の時に買った金属製のハンガーラック(物持ち良すぎ(笑))に掛けてあるものがあります。
すでに相当がんばって減らしたので、自分では、結構少ない方なのでは?と思っていたけれど、こうやって写真を撮ってみると、しばらく着ていないものも、それなりにある・・
ほとんど家から出ない自分の生活を考えると、もっともっと少なくていい気がします。


そして、
下の写真が、減らしたあとの量です。
ハンガーにすき間ができて、衣装ケースにも余白が!(余白LOVE!)

それでは、捨てていった過程を、細かく見ていきたいと思います。


まず、最初、どんな服を持っていたかというと、こんな感じ。 全部で60着です。

そして、捨てる順番と理由は
(1)劣化があるもの
(2)着心地が悪いもの
(3)似合わないもの
(4)自分らしくないもの
と、してみました。


まず、(1)劣化があるもの。
これは、「即捨て」です。 何も考えないで、捨てることができました。

擦り切れていたり、

何度洗っても、落ちない汚れがあったりするもの。
たとえ、汚れや痛みが、目立たない場所だったとしても、自分ではその存在を知っているので、着る時のテンションは上がりません。
1枚1枚チェックして、ダメージがあるものは、即、捨てることにしました。


次は、(2)着心地の悪いもの です。

この、タートルネックのカットソーは、首が苦しくて、着る度いつも襟を引っぱっていました。
首が暖かいのはいいのですが、ストレッチがきつくて、苦しいのは嫌いです。

↑ これは、GUのシェフパンツというコットンのパンツ。 色はアイボリーです。
超プチプラで、動きやすくて楽ちんだと聞いたので買ってみたのですが、これ、ウエストのゴムが硬い。
サイズが合っていないのではなくて、ゴムの上を何本もミシンでステッチしてあって、伸縮を妨げているのが原因のようです。
仕方なく、自分でそのステッチを2~3本切ってみたのですが、結局、納得いく穿き心地にはならず。
細かい縫い目でガチガチに縫われたステッチを、ひたすら地道に切った時間と手間を、かけた価値はありませんでした・・。

そしてこれは、服ではないのですが、↓ このマフラー、

「コットン100%でチクチクしない!ふわふわであったかい!」の商品名につられて買ってはみたものの、
これ、ものすごく、重い・・
日頃、いっさい肩凝りなどしない私が、このマフラーをした後は、肩と首が凝って仕方ありません。
何とかならないかと、自分で切って短くしてみましたが、それでも結果は変わらず。
買ってから2回巻いただけですが、「捨て」候補となりました。
同じく「重い」という理由で、キルティングコートも手放すことにしました。
着ると健康を害する服なんて、私にはもう必要ありません。
他にも、ちくちくして肌触りが悪いものは、かゆみを誘発するし、着る度にイラッとして精神衛生上よろしくないので、捨て対象としました。


次は(3)の、似合わないもの です。
私が、白髪染めをやめて、グレーヘアにしてから早4年。
その髪の色と、ずっとショートカットにしているせいか、スカートが全く似合わなくなりました。
私が持っていたのは、シュッとした大人っぽいタイトスカートのようなタイプではなく、ギャザースカートや、少しダボッとした可愛いシルエットのワンピースだったので、グレーヘアで着ると、限りなく違和感・・
もう今の自分には似合わない・・と感じて、ここ数年はすっかり着なくなってしまいました。
着ないのに、ずっと捨てずにいたのは、やはり、「執着」というものでしょうか・・
いつか着るかも。まだ着れるのに捨てるなんてもったいない。・・そんな考えが断捨離を停滞させてしまいました。
でも、今回はかなり吹っ切れているので、スカートとワンピース、ダボッとしたチュニックは、ほとんどを捨て対象に。
もう着ないことはわかっているし、似合わないものを着ている自分を鏡で見る瞬間って、何の罰ゲームなんでしょう?
自己肯定感が上がらない服を、持っている意味がわかりません。
決して服に罪はありませんが、サヨナラすることにしました。


そして、最後は、(4)自分らしくないもの です。
私は、「こう在りたい!」と思う自分が、なかなか定まりませんでした。
どうしても人と比べてしまうし、すぐ影響を受けます。

先述のGUのシェフパンツ、これは、お洒落に暮らしていらっしゃる方のVlogの中で知りました。
「楽で、こればかり穿いている」とおっしゃっていたのに影響されて、さっそく購入してみました。
でも、前述のとおりウエストのゴムが硬くて穿き心地がイマイチだったし、穿いた時のシルエットも、自分の好みではありませんでした。

↑ おなじみ、ボーダーTシャツ。
お洒落な方は、必ずと言っていいほど、着ていらっしゃいますよね。
料理家の栗原はるみさんとか、ほっそりした体型に、ボーダーシャツとエプロンがカッコいい!!
私も何度かチャレンジしてみているのですが、着る度に感じる、なんか違う感・・
横縞だから、当然横に広がって見えるし、考えてみたら、ボーダーを着て、自分らしいと思えたことは一度もなかったかも知れません。
わたし、何を勘違いしていたのでしょう・・
ボーダーを着たらお洒落な人になれるのではなく、もともとお洒落で素敵な人が、ボーダーを着ていただけのこと。
モヤモヤしながら何となく着ていた服は、自分にとって、「別にこれと言って大して好きでもない服」だったのです。

↑ 珍しく冒険してみた、赤のカーディガンも、本やブログで影響されて買ったものでした。
素敵なスタイルの写真に、「赤を挿し色に!」とか、「パッと明るい色が人目を引きます!」とかね、そそられる文章がついています。
わくわくして、いざ自分が着てみて思ったことは、
「うーん・・・挿し色とか、いらん・・」
「人目を引くとか、望んでなかった・・」
いつも着ない色だから、そわそわして落ち着かない。 私、これ、浮いてない?

要するに、人にとってのいいものは、私にとってのいいものではなかった・・。

残念ですが、二軍落ちです。
白のTシャツにブルージーンズ、そこに赤のカーディガン。 個人的には、大好きな雰囲気のコーディネイトだけど、実際に着てみると、今の自分には必要ないことがわかりました。
人からもたらされる情報は、魅力的なものが多いから、一歩引いて用心しないと、翻弄されてしまいますね。


こうやって、服の断捨離をして、数を減らした結果は、ご覧のとおりです!

60着から→31着。
数を減らしたら、自分が本当に着たいのはどんな服なのかが、やっとにわかるようになりました。
服の断捨離、やってみて良かったです。

洋服の処分には、「捨てる」の他に、「フリマアプリで売る・リサイクルショップに持って行く」などの方法もありますが、世間にはもっと新しくて素敵なものが大量に出回っていて、しかも売れ残っていることを考えると、お金に換えることは考えないことにしました。
今回、実際に可燃ごみに出すものはほんの少しで、そのほか、着心地がいいものはパジャマにしたり、掃除やガーデニング、ペンキ塗りなどの作業着にしたあと、捨てたいと思います。
残りは、地域の古着の回収に出す予定です。


ご覧のように、私は、「どんな自分でいたいのか」がわかっていないから、失敗を繰り返してしまいます。

でも、ここ数年、考え方に明らかな変化がありました。
きっかけは、白髪染めをやめて、グレイヘアにしたこと。

シンプルでナチュラルに、もっと自由に生きたい! と思って始めたことでした。
体や心の衰えは容赦なく訪れるけれど、それを受け入れて、じたばたしない!人と比べない!
自分も服も、常にアップデイトして、くるくる循環させる。
柔軟に、しなやかに、身の回りを整えていきたいものです。
この、収納に余白のある清々しい気持ちを忘れずに、リバウンドしないように頑張りたいと思います。

みなさまは、自分が何着服を持っているか、数えてみたことはありますか?
多い少ないの感覚は、人それぞれだと思いますので、この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。


さて、数が減って、少しずつ何かが見えてきたので、
次は「私服の制服化」に挑戦です!

服の断捨離(2)へ

2022-05-02 | Posted in つれづれなるままにComments Closed 

 

2021年早春から6月までの庭の様子 2021/11/30/Tue

すっかり冬・・。
もう1年が終わりかけているこんな時期に、春のお花の写真をアップです。
今年は、ガーデニング熱がすっかり冷めたのもあり、写真は時々撮ってはいたものの、蚊の発生とともに、その写真さえも、忘却の彼方。
今頃、思い出した次第です。
自分自身の備忘録の記事ですが、よかったら、お付き合い下さいませ。


2月。冬枯れの殺風景な庭に、まずクリスマスローズが咲き始めます。

クロッカス。 一生懸命さが、かわいい・・

いつからか、勝手に生えてくるようになった蕗。
フキノトウ。 食べるのは、とりあえずやめておきました。(実は、茎の部分は食べてみたことがあるのですが、あく抜きしても苦かった・・)

水仙が良い香り。 切り花にしてトイレに置いたら、市販の芳香剤よりずっとずっと強い香り。

真冬の寒い間も、なぜかずっとラベンダーが青々と咲いていたので、
色褪せた古いのを捨てて、

更新しました。

淡い黄色のラッパ水仙。

パンジーとビオラ。
雑草(オオイヌノフグリ)との寄せ植え。

ヒヤシンスが、いい香り。

白の沈丁花も、甘い香りを漂わせています。

3月に入ると、クリスマスローズが満開。

でも、ずっと手入れせず、放置したままなので、花数も減ってきました・・

ニリンソウ。
花が終わると、跡形もなく消えるのに、翌年またちゃんと生えてくる。

植物って、すごい。 そして、少し怖い。

今年も、ムスカリは今一つな感じ。
やっぱり葉っぱは切ってはいけないらしい・・

3月後半、チューリップの番。

今年も、ほぼイエローと

白だけにしました。

白は、若干黄色っぽくなる・・

種を飛ばして、広範囲に繁殖するムラサキケマンソウ。

例年、一生懸命抜いていたのですが、

今年は、チューリップの背後で壁紙みたいになっていい仕事してたので、黙認することにしました。

雑草頼りの庭・・。

自分の庭の花を、切り花にして飾る。
ガーデニングは、それがしたくて始めました。
今年もなんとか、達成。

4月中旬。バラのつぼみが膨らんできました。

そして、
今年は、芍薬にもつぼみが!

これが5月に咲いた姿。
こんな色買ったんだっけ・・? 数年たったので、忘れてました・・
結局、今年はこの1輪だけで終了。

バラ。
ピエールドゥロンサール。 この花びらの多さよ・・

バラも、花数が減ってきました。

それに、傷のあるお花が多かった。
つぼみの時期に強風で傷ついたのか、虫にやられたのかも知れない。

雨の日の、バラの花びら。

クレマチス(テッセン)も、花が少なめ。

ここ、首飾りみたいになってる! と思って撮った写真。

切り花2回目。

ブルー系のお花ばかり集めてみました。

ユリが咲いて、夏がやってきたので、私のガーデニングはおしまいです。
蚊とイネ科の雑草に、負けを認め、領地を明け渡します。


コロナ禍の暮らしも、2年近くになりました。
いろいろと考えるところもあり、庭の植物のラインアップも、身の丈に合ったものにしなければと思いました。
脚立に上って、高い位置の枝を切ったり、ツルを留めたり、いつまでもやれるわけではありません。
植物に限らず、少しずつ、身の回りを整理して、自分の持っている物を自分で把握できる量にしていこうと思っています。

自粛期間で、「断捨離」や「捨て活」に目覚めた方も多いようですね。
私は、数年前に大規模な断捨離を行なって以来の2回目を実施中です。
まだまだ捨てるものはたくさん。
気持ちも体力も削られますが、「今日の自分が一番若い」を念頭に、楽しみながら進めています。

 

2021-11-15 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

2020年買って良かったものは、これ! 2020/12/28/Mon

2020年も残りわずかとなりました。
みなさまいかがお過ごしでしょう。

年初には、世界がこんなことになるとは1ミリも想像出来なかった年。
何でもない日常が送れることがどれ程幸運なことだったのか、東日本大震災以来、久々に思い知らされた1年でした。

私自身は、もともと在宅人のため生活の変化はあまりなく、記憶に残る出来事もほとんどなし。
ふわふわと、覚めない夢の中を漂っていたような1年でした。
とは言え、年末ということもあり、振り返ってみると、今年はほとんど家にいたので、生活必需品以外の買い物はほぼゼロに等しかったのですが、唯一買ってよかったと思えたものは、これでございます!

縫いもの専用メガネ

私は、子供の頃から視力だけは良く、40歳までは視力検査はだいたい両方1.5。
メガネのお世話になったことは、一度もありませんでした。
ところが、
視力の良い人は老眼が早い?ということなのか、だんだん近くが見えなくなってきて、左目の乱視も入ってきて、45歳には老眼鏡が必要になりました。
それ以来、細かいものを見る時、もちろん縫い物をする時も、老眼鏡をかけているのですが、ここ数年はメガネをかけても電灯の下では縫い目が見えないので、夜の縫い物は自然と避けるようになっていました。

うーん・・・
メガネ、新しくしてみようかな・・・

そして、
世の中が少し落ち着いていた真夏、地元の駅ビルに入っているメガネ屋さんで作ってまいりました!

今までは、検眼する時に、例えば新聞や本を読む時、パソコンの画面を見る時など、いろいろな場面を想定して、平均的にどの用途にもそれなりにちゃんと見える位置でのレンズを作っていたわけです。
だいたい対象物と目の距離は40cmぐらいでした。

でも、今回は、最初から、縫い物をする時専用のメガネを作るつもりで、相談にのっていただきました。
実は、
この機会に測ってみたら、自然な状態で自分が縫い物をしている時、手元と目はすごく近くて、20cmぐらいしか離れていないことに初めて気がつきました。
だから今までのメガネでは、ピントが合わなくてよく見えなかったみたいです。
それを店員さんにお話しして、ほかの用途には使えなくていいから、「ここ、この距離だけに合わせて下さい!」とお願いして、レンズを調整していただきました。

そして、10日後、出来上がったメガネを、取りに行ってきましたよ!
本当に、本も読めないし、事務仕事も出来ないし、パソコンの字も見えない。
縫い物以外、何もできないのだけど、正直、これはメッチャ良い!!
思った以上に気持ちよく、すいすい縫えます!
裸眼で見えていた頃のような感覚が戻ってきたみたい!
夜も問題なく縫えたし、これは良い!

今回は、デザインもフレームなしを選んだので、軽くて、かけている感覚がほとんどなく、いつまでたってもメガネという存在が煩わしい私には、理想的。
これが似合ってるかどうかは、もう二の次で。(第一、試着した時マスクしてたから、わかるわけない)

今年は、
物を作る時間があまりとれなかったのですが、いざ縫い始めたら、このメガネのお蔭で、かなりスピードアップして、効率よく作業出来た気がします。

私は、有難いことに、日頃、肩こりというものがありません。
もちろん、針仕事でも肩は凝らないので、そんな私が言っても全く説得力はありませんが、「縫い物をする時だけ肩が凝る」という方は、メガネを作ってみたり、変えてみるのはいかがでしょう。
自分が一番楽な姿勢で、一番すんなり縫っている時の手元と、目までの距離はどのくらいなのか、そこに焦点は合っているのか、あらためて見直してみてはいかがでしょう。

『肩が凝る』、その原因は、もしかして、ピントが合う位置に無理に手を持って行っているせいではないでしょうか・・
縫い物専用のメガネを作ってみる、これは結構お薦めです。

今年2020年、私が買って良かったもの、でした。


みなさま、今年も1年、ありがとうございました。
お体を大切に、佳いお年をお迎え下さい。

2020-12-28 | Posted in 暮らしのあれこれComments Closed 

 

いろいろあっても、また秋が来ていた 2020/10/03/Sat

つい、買ってしまった・・

夫も娘も、甘い味のご飯が嫌いで、栗ご飯とか大して喜ばんのに、
手でも切ったら割に合わん・・
でも、
買ってしまったので、剥かねばならない・・

まず、水に浸して柔らかくして、とりあえず、鬼皮だけ剥いた。
でも、ここからが長い・・
これだけ文明の発達した現代で、
どうしてこれを、ゆで玉子をむくように、スルッと剥ける液体かなんか発明されないのだろう・・
今さらながら、買った自分を呪う。

渋皮もむく。
「この包丁切れん・・」とか、「手、痛っ!」とか、文句を言いながらやっていたら、夫が手伝ってくれた。
なんとか終える。
最後に、夫くん、静かに一言。
「来年は、むいてあるの買って」
「・・・・・」

皮むいたら、ずいぶん量減ってる・・
なんて効率の悪い食べ物なんだ・・栗・・

栗は4分の1に切って、土鍋で炊く。
米に対して、栗、多お!

炊けました。

いただきます。
栗、ほくほく~
お米、もちもち~

お米3合炊いて、少食一家なので、半分は残って、冷凍。
手間の割に、感動少なめな栗ご飯だけど
季節ものだし、
今日も温かいご飯が食べられたので、
幸せな秋には違いない。

食後のデザートは、梨。

2020-10-03 | Posted in おいしいものComments Closed 

 

5月から真夏にかけての庭の備忘録 2020/08/19/Wed

前回の記事では、バラのつぼみがふくらんだところで終わっていた庭。
その後の様子、もう今更という感じですが、備忘録として残しておこうと思います。

バラは、いつも通り5月のあたまに咲き始めました。
ピエール・ド・ロンサール。
強健なので、ずぼらな私が主でも、一応このように咲いてくれます。

でも、心なしか、お花の美しさが、今年はそれほどでもないような・・・。
単に、自分の気持ちがそう言っているだけなのか・・?
この頃は、緊急事態宣言が延長された頃。

花壇は、チューリップが終わって、球根を抜いてすき間があいて、ビオラが徒長してグダグダになり始めてます。

西洋オダマキ1株だけ、やけに大きく成長して、真ん中に陣取っています。
そのほかは結局、新しい苗を植えたりせず、あるがままに放っておきました。

ラベンダーが、ひたすら自由に大きくなってます。

今年はとにかく、こぼれ種で発芽したオルラヤがあちこちで自由奔放に花を咲かせて、通路もお花畑化。

まぁ、でも、これはこれできれいで、ありがたい。
バラも喜んでます。

んん??
結局、私が手を出さず、放っておいたお蔭で、当初の目標であった「ブルーガーデン」になってきたような・・

お花を切ってみたら、どれも白かブルー系だったわね・・。

名前忘れてしまった、球根の花。

丁子草。ブルーがきれい・・・

ここ、大人っぽくて、好きなコーナー。↑

クレマチスとつるバラとテイカカズラの、ぐるぐるのコーナー。

つる性植物の成長が自由すぎて、育児放棄。

5月末、バラもそろそろ終わりです。

お花の色も変化。この白多めの感じが美しい。

バラが終わるとユリが咲いて、ブラックベリーの花が咲き始めます。

そのブラックベリー、例年、実を収穫しては冷凍して翌年までそのまま、ということをくり返していたので、今年からすぐに煮ることにしました。
と言っても、グラニュー糖かけて、レンチンして終わり。
でも、これでそこそこベリーソースになってます。

7月に入ると、ブルーベリーも色付いてくるので、

バニラアイスのっけて、ベリーソースかけて毎日食べています。
甘酸っぱい、夏の味です。


蚊が出始めてからは、すっかり庭には出なくなりました。
雑草がはびこっても、この猛暑では草むしりも出来ず、見て見ぬふり。
ガーデニングは、空気がひんやりして来るまでお休みです。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか・・
私は、ひたすら家に居ます。
仕事以外には、本を読んだり、漫画を読んだり、サブスクで映画やドラマを見たりしています。
ブログに書くような事は何もなく、坦々と一日が過ぎていきますが、でも、これと言って悪いことも起こらないので、良しとします。
もともと引きこもりの私には、外出自粛は、今に始まったことではありませんでした・・

変わったことはというと・・、そう・・現金を使わなくなりました。
クレジットカードとスマホ決済で、キャッシュレス化が進みました。
そんなところでしょうか・・


暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続きます。
みなさまどうぞご自愛下さい。

2020-08-19 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

2月から4月まで、春の庭を振り返る 2020/04/26/Sun

私は、毎日小さなメモ帳に日記をつけているので、時々撮っていた庭の写真とともに、この春を振り返ってみようと思います。

2月9日撮影。
ヒヤシンスの芽が顔を出しています。
1月の下旬に、東京ドームで行われていたキルトフェスティバル。
取引先の営業さんから、「中国と韓国で感染症が広まっていて、今年は来場者が少ないんですよ・・」という話を聞いていた。
1月末の時点では、まだまだ対岸の火事・・。
「らしいですね・・」なんて世間話。この頃は、まだ営業さんもあちこち出張に行っていた。「でも、アポはとりにくくなっています」とのこと。
その後、クルーズ船の集団感染。2月14日の日記には、「東京にも感染者」と書いていました。
マスクはとっくに買えない状態。

今年、私の庭には、3種類の水仙が咲きました。↑これは、新しく植えた日本水仙。

↑これは、原種に近い白いお花の。でも、葉っぱばっかりで花は少ない。

↑これは、真ん中がオレンジ色の。水仙は、どれも本当にいい香り。
去年よりは花が多くなって来たみたいでうれしい。
2月20日撮影。この頃は、普通にトイレットペーパーが買えた。
(トイレットペーパー買ったことまで日記に書いていた自分。あとで苦笑)
感染経路のわからない方がどんどん増えている、との記述。

クリスマスローズ、いつもどおり、咲いてくれました。

うつむいて咲くので、ほぼ庭で這いつくばって撮影。

私のサイトも、去年より、ずっと注文が多い。
みんな、外出を控えているのか・・ほとんどがクレジットカード払い。
新宿も、人が少なくて空いているって。
2月の中旬からは、コロナのニュース一色。自分も少し情報疲れぎみ。
2月末から、トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパーの棚が空っぽ。
学校も休校になった・・。

3月12日撮影↑。
白の沈丁花が満開。いい香り。
庭でいっぱい息を吸う。

小さいお花が、まあるく集まっているお花が好き。

ヒヤシンスもつぼみが出てきました。
暖冬のわりに、植物の成長はそれほど早くないような・・私の庭だけかな。
手芸業界は、「手作りマスク景気」が来て、大忙し。でも、あらかた売り切ってしまって、もう品物が無い。
大勢の人が一度に欲しがると、何でも同じだけど、物はなくなります。
ガーゼなど、布は、次の製造が上がって来るまでには、約2カ月ほど。
その頃には、使い捨てマスクが復活してくるか? と、メーカーさんは先が見通せず、苦慮しておられる様子。

ビオラ。ひげのおじさんがぎゅっと目をつぶってる顔。?
3月14日、雪。・・なのに、桜の開花宣言出た・・。なんで今日・・?

ヒヤシンスが満開。
いい香りが小さな庭いっぱいに広がっていた。
3月の祝日の3連休は、結構人出が多かったらしい。
桜も満開。人々の気も緩んだか・・
下旬、オリンピックの延期が決まった。

3月29日、朝のうち雨だったのが雪に変わって、積雪。
雪が解けたら、ヒヤシンスがこんなになっていた。
あー、もう、どーでもいい・・

気を取り直して、切り花にしてキッチンに置いたら、すごくいい香り。癒される・・

3月30日、志村けんさんの訃報。
私の家にはテレビがないので、ラジオとネットニュースが情報源なのですが、ネット見過ぎですっかり情報疲れ。
一度離れないと、暗い気持ちがどうにもできない・・

庭の、いわゆる雑草と呼ばれる子たちの写真を撮る。
オオイヌノフグリ。小さな青いお花が可愛くて、うちでは大事に扱われています。

カタバミと、こぼれ種で繁殖した忘れな草。

なんか、石のあいだにスミレが居た。
どした?とか、話しかけてみたり・・疲れているのかな・・、私。

ムスカリは、今年はいまひとつ。葉っぱを切るタイミングがわからなかった。

オリンピックの延期が決まったあと、東京の状況が急激に悪化。
4月上旬、都心に通勤していた娘がやっと在宅勤務になって、ほっと胸をなでおろす。
4月7日、7都道府県に緊急事態宣言が発令。その後、さまざまな業種に休業要請が出て、緊張感が増す。

4月は、チューリップの季節です。
この子は、うちで一番日当たりのいい場所に植えたアンジェリケ。
でも、なんか丈が短くない・・?

毎年、催眠術にかかったように、この場所にピンクのチューリップを植えてしまうのは何故だろう・・
うちの庭は何でも黄色味を帯びるので、ピンクは赤に、白は黄色になってしまう。
ピンクを植えてもピンクは咲かないとわかっていても、なぜか気が付くと植えている。
今年も赤か・・と、げんなり。

と、思ったら、意外にピンクっぽいまま咲いた。
でも、
花がでっかい。りんご大。かわいくない。

散る間際。花びらも巨大。なんか、思ってたのと違う・・

アンジェリケも咲いた!
うっとりするような可愛いピンク・・色、最高に可愛い。

まるで、バラか芍薬のよう。
と言うより、蝋細工のよう・・

散る直前は半透明で、生きているとは思えない・・。
(生きてます)

もうひとつのチューリップは、白。(うちでは黄色)
でも、きれいなグレープフルーツイエローなので、よしとする。
うすむらさきの、都忘れも咲き始めました。

4月に入ってから、一日に何度も聞こえてくる救急車の音。
受け入れ先は、多分、すぐには見つからない・・。
先のことを考えても仕方ないと自分に言い聞かせるが、朝、お天気が悪かったりすると、ついて出るため息を止められない・・。
地元の商店にも感染者が出ていて、「免疫力を上げれば大丈夫!」なんていう次元は、もうとうに過ぎた・・

この子は、コデマリ。
年々お花が増えていて、うれしい。言うまでもなく、小さなお花が丸く集まっている。

話題に上るスーパーマーケットの混雑。私の住んでいる地域は食料品を買えるお店が多くて、さしたる混乱もなく過ごせています。店員さんの安全確保に、ビニールシートで仕切られていて、入り口で消毒のスプレーボトルを持っている警備員さんが居る店舗も。
でも、日常生活に支障は出ていません。

そして、有難いことに、私のサイトには「ステイホーム」のお蔭で連日たくさんの注文をいただいています。
仕事を失う方も居る中、本当に、ありがたいことです。
お客様には、「おうちでゆっくり針仕事を楽しんで下さいね!」と、メッセージを添えて商品を送り出していますが、それはたぶん、自分も励ますつもりで。

地域によってさまざまだと思いますが、東京は大型連休後に宣言が解除されるとは到底思えません。
まだまだ続くこの状況、あきらめて、受け入れて、誰とも会わないで家に居る。
それが、医療従事者を救うことに繋がるはず。
自分も、いつか助けてもらう日が来るかも知れません。
お医者さまや看護師さん、公共のお仕事に係わる皆様には、一人でも多く、無事で居てもらわなくては。

バラのつぼみもふくらみ始めました。
今日もステイホーム。がんばりましょう。

2020-04-26 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

マスク作りをお考えのみなさまへ 2020/04/10/Fri

マスクが手に入らなくなり、手作りしようと考える皆さまも多いかと思います。
私のサイトでも、こんなことになるとはつゆほども考えていなかった12月末に、1点だけ載せていたダブルガーゼ。
ここ数カ月、マスク作りのためにと、かなりのお客様にご購入いただきました。

ほかのお店やネットショップでも、2月頃から突如ガーゼだけが飛ぶように売れ、供給が追い付かず、結局そのまま入荷しない状態が続いております。

でも、みなさま、
少し落ち着いて考えてみて下さいませ。
もちろん、布のマスクと言えば、あの、白いガーゼのを思い浮かべるのは当然としても、決してガーゼじゃないとマスクが作れないわけではございません。

ガーゼは、やわらかくて肌触りが良く、織りが粗くて呼吸がし易いという利点はありますが、逆に言うと、遮断性は低いということでございます。
もちろん、飛沫を抑えることは出来ますので、着ける意味はあるのですが、だったらガーゼじゃない布でもいっこうに構わないわけです。

私自身は、マスクをガーゼでも作りましたし、ほかの布でも作ってみました。
個人的な感想ではございますが、洗って使い回すなら、だんぜん「ガーゼ以外」をお勧め致します。

〇ブロード
〇シーチング
〇シャーチング など

木綿の布で、硬すぎない布なら何でも大丈夫だと思います。
ご自身の顔に当ててみて、ごわついたりチクチクしたりといった違和感を感じなければその布でOK!
ガーゼに比べ、洗ったあとの型崩れも少なく、アイロンかけも楽でございます。

とにかく今は、
布の材質にこだわるより、すぐに作って、常につけることが先決でございます。
きっと、ガーゼ以外の布なら、マスクを作るくらいの量はお持ちの方が多いのではないでしょうか。
ぜひ、お手持ちの布から、作れそうな布を選んで、お試し下さい。

布を販売している身と致しましては、「ぜひうちの店で!」と購入をお勧めしたいところですが、届くのを待たず、今は、ぜひ手元にあるもので作ることもご検討下さい。


昨今、スーパーに買い物に行きますと、様々な「手作りマスク」をしている方を見かけます。

清潔感のある薄い色のもの、爽やかに感じるブルー系、などなど。
逆に、ここは柄で個性を出して!というのもよろしいかと。
ロマンチックなバラの柄も素敵。ポップで明るい色のもいいですね!
水玉や小花も可愛い!
男児や男性用には黒っぽい布も忍者みたいでカッコいい!
洋服の雰囲気に合わせるの、お洒落~。
何かと暗い気持ちになりがちですから、ぜひ楽しく手作りいたしましょう。

ミシンがなくても、手縫いで十分作れます。
私も最初は、ネットで無料の型紙や作り方を提供して下さっているサイトのを見て作りました。
「手作りマスク」でググってみましょう。
その後、使い捨てマスクをお手本に自分で試作。もちろん全部手縫い。まつり縫い。
表の針目だけ何となくきれいに縫えばいいのです。裏なんてどうでもよし。
てか、人から針目が見えるほど近くに寄っちゃダメ。
これは試作品、淡いグリーンの無地です。

マスク用ゴムも、今は入手困難なので、使い捨てマスクのを切ってとっておいて、使いました。
ゴムじゃなくても、顔からマスクが落ちなければいいのです。
ひもでも、リボンでもいいのですよ。ひもも布で作ってもいいのです。
鼻の所にあるワイヤーも、使い捨てマスクから抜き取って使いました。
無ければ、よくパンやお菓子などの袋をねじって留めてあるビニタイっていうもの、あれを使うと良いかと思います。


皆さまもぜひ、手に入らないものはすんなりあきらめ、マスクは絶対ガーゼ!という既成概念を捨て、有るものを使って、アイディア生かし、黙々と手を動かし、この苦難を乗り切ってまいりましょう。

 

2020-04-10 | Posted in お知らせComments Closed 

 

気がつけば、また春が来ていた 2020/04/08/Wed

大変ご無沙汰をいたしました。
前回の記事はなんと昨年の5月28日。こんなに間をあけてしまったのは、初めてのことかも知れません。
書かなかった間の諸々ことは、おいおい書くことと致します。


さて、
ただいま7都道府県に緊急事態宣言が出ており、なかなか厳しい状態でございますが、みな様はいかがお過ごしでしょう。
私は、そもそもが在宅ワーカーで、スーパーインドア派の引きこもラーでしたので、実は生活にあまり変化がございません。
とは言え、満員電車で都心に通勤する若年層(娘)と同居しておりますので、毎日心配で心配でしかたありませんでしたが、今週から娘もやっとテレワークになり、ほっと胸をなでおろしているところでございます。

今日も、国内で感染者数が過去最高を更新。
とにかく今は、専門家のみなさんの言うことを守り、極力家を出ない、人との距離を保つ、買いだめをしないなど、自分の出来ることをして終息を待つだけでございます。
東日本大震災の時、普通に暮らしていたことがどんなに有難いことだったのか痛いほど思い知ったはずなのに、また少し忘れかけていた自分にびっくりします。
医療現場のみなさま、本当に本当にありがとうございます。そのほか、暮らしに係わる全てを提供して下さる皆様に、心より感謝致します。


さてさて、
例年でしたらこの時期、風が暖かく、洋服も軽くなって、お花が咲いて、新しいことを始めて気持ちが踊ったりしたことでしょう。
でも、今年は、春が来ていることさえ忘れがちです。
桜はまだ花を残しているけれど、眺めると何となくため息が出ちゃう。
それでも、スーパーに食料品を買いに行くと、皮付きの竹の子が並んでいたり・・

あ、ちゃんと、春来てたんだ・・

竹の子ご飯、炊こう。
ぬかを入れて、茹でて・・

って、いうのは、ウソ。
↑この写真は、昨年2019年の4月に撮って、結局使わなかった写真。(完成した料理の写真を撮り忘れて記事が書けなかった)

本日はこちらを。皮付きを買って茹でる気力出ず。

もう茹でてあるの、買っちゃいました。

油揚げ入れて、薄味に味付けして、土鍋で炊きます。

うちの庭には、木の芽があるんです。

やわらかそうな新芽だけつまんで採ってきました。

炊けた~。 湯気でボヤ―っと。

味、薄味過ぎた。
でも、そのお陰で竹の子の味がちゃんとするように、思う。
ポジティブシンキング。

うん、でもやっぱり、皮付きを茹でたのよりは、香りで負けてる。(苦笑)

今日も家族で温かいご飯が食べられました。
それだけで有難く、満足。

 

2020-04-08 | Posted in おいしいものComments Closed 

 

バラの花咲く令和最初の初夏の庭 2019/05/28/Tue

チューリップが主役の4月が終わると、バラの季節がやってきます。

満開のお花もいいのですが、つぼみがまだ大半で、その中に3割ほどが開花している、そんな咲き始めの頃が、一番きれいで、見逃したくない時期。

なのに、今年はつぼみを誰かに食べられていて、穴が開いているものがいくつか。
いったい誰の仕業? 腹立たしい・・・

ささ、気を取り直して。

大輪系のつるバラ、「ピエール・ド・ロンサール」は

前方へ、倒れ掛かるように、今年もたくさん咲いてくれました。

咲き始めは、こんなふうにクリーム色から薄いピンクのグラデーション。
私が一番好きな色。昔の、デコレーションケーキにのっていたバラの花のようで。

だんだんピンクが濃くなっていって

クリーム色はなくなってしまいます。

花びらの数が多くて、複雑な重なり。
植物が作り出す、美しくて不可思議な形状を、じーーっと観察して、たっぷりと堪能。

クレマチス「テッセン」のつぼみは、こんな西太后の付け爪のような形で開き始め、

お花の中央は、紫の毛皮の衣装みたい。

淡いピンクのオールドローズ「ブラッシュノアゼット」とテッセンが絡まるコーナーは

つるの誘引を真剣にやらなかったせいで、なんだかワサワサとすき間がない。
お花って・・、と言うか、何事においても、「間」ってとっても大切。

お花の数が多いのは有難いことだけど、これ全部咲いたって、決して美しくはないの。

やっぱり、適度な空間があってこその美。
風通しが悪いと、病気になるし、虫もつく。
植物も、家も、人間も、人間関係も。
引き算は、とても勇気が必要で、むずかしい。

そして、常に私を悩ませるのは、「色合わせ」。
カンパニュラの紫に、勝手に伸びて来たヘビイチゴの赤が全く合っていない。
色が合わないのは、1分たりとも我慢がならず

赤い実はすべて撤去。
こういうところの妥協はしないし、黙っていてもはびこるヘビイチゴに、情けは無用。
あー、すっきりした。

理想は、ナチュラルな、イングリッシュガーデン風の植栽。
自然に、自由に生えてきたように美しく見せるのは高度な技がいるって、実際にいろいろやってみてつくづく納得。
ちゃんとコントロールしてナチュラルに見せるのと、本当にほったらかした結果とは、雲泥の差。
未だ手探り状態で、まだまだ修業が足りません。

いろいろな形の葉っぱ、グリーンの色味や濃淡のバリエーションを楽しめるようになったら、大人になってきた証拠かしら・・。
私はまだまだお花に惹かれるけれど、

5月は緑がキラキラでまぶしい。

このブルーのお花は、丁字草。年々花の数が増えてきて、うれしい。
こういう、楚々として、主張して来ない感じの花が好き。

西洋オダマキも好きで増やしているお花。
こぼれ種でどんどん生えてくるかと思いきや、まったく気配もない。
冬場に、スズメに食べられているのかも、種。

白のイングリッシュローズ。
ちっとも大きくならず、病気がちで弱弱しいけど、香りだけは最高。

花持ちが悪く、満開の翌日には、はらはらと壊れるように散ってしまう・・・

クロワッサンを頬張ると、外側のパリパリのところがどんどん剥がれ落ちちゃう、あんな感じ。
ちょっと違うか・・

まあ、その残念な感じは同じ。

バラが咲いている時期は、毎日カメラを持って庭に出ていました。
実際一日では大して変化はないのだけど、昨日より今日の方がきれいな気がして、つい写真を撮ってしまう。

寒冷前線の影響で、雨と強風が吹いて荒れてしまう前の、最後の庭。
よかった、写しておいて。

生き残った最後のビオラやパンジーを摘んで、折れてしまったバラと一緒に切り花に。

バラのつぼみは全部ひらいて、終焉の時がやってきました。
例年なら、ピンクの花びらが散り始めるはずが、

まだ5月というのに、まさかの真夏日4日連続で、散る前にドライフラワー化。
なんて、悲しい終わり方・・・。

もっと、お水をたくさんあげればよかったのかしら、と、いろいろ悔いが残る。
最後にもう一度、

きれいな姿を載せておきます。
来年もまた、きれいに咲いて下さいな。

2019-05-25 | Posted in 季節の出来事Comments Closed 

 

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